歯ぐきのケアをしないと 40代からは歯周病に注意!

歯ぐきの治療で「糖尿病」が改善!

糖尿病と歯周病は相互に作用しあっている

今や国民病とも言われるほど、日本人に多い糖尿病。糖分をコントロールするホルモン・インスリンが不足したり、うまく作用しないために、血液中に糖分が溢れてしまう病気です。目が見えなくなったり、腎臓がわるくなったりと、糖尿病は合併症を起こすことでも知られていますが、歯周病もその一つ。第6番目の糖尿病合併症なのです。

しかし、糖尿病と歯周病の関係はこれだけではありません。糖尿病が歯周病をまねき、その歯周病が糖尿病に悪影響を与え、それによってまた糖尿病が歯周病を進行させて――というように、歯周病と糖尿病は相互に作用しながら悪化することが、近年の研究で、わかっています。

糖尿病と歯周病は相互に作用の図

糖尿病が歯周病を発症させる理由

糖尿病のコントロールがうまくいかずに高血糖の状態になると、免疫機能が低下します。そのために歯周病のような感染症にかかりやすく、重症化しやすくなるのです。また、糖尿病の症状に「口の乾燥」がありますが、口の中を浄化したり、組織を修復する働きのある唾液の量が低下するため、歯周病菌が繁殖しやすい環境になると考えられます。さらに、高血糖状態で、過剰なブドウ糖がたんぱく質と結びついて糖化!最終糖化産物・AGEをつくりだして、歯肉組織に蓄積し、歯周病の発病・進行をまねきます。

歯周病治療で、糖尿病が改善

歯周病がひどくなると分泌されるのがTNF-a*という生理活性物質。この物質には防御的な働きがありますが、インスリンの働きを悪くする作用(インスリン抵抗性)もあります。つまり、歯周病のせいで血糖値が上昇してしまうのです。

歯周病を治療して、歯周病と糖尿病の負の循環を断ち切りましょう。歯周病の徹底的な治療で、血糖コントロールが改善されたという報告は少なくありません。これは、TNF-aの産生量が低下すれば、インスリン抵抗性が改善されて、血糖コントロールがうまくいくようになるためと考えられています。

*炎症や生体防御に広く関わる物質。炎症を起こした細胞の細胞死を誘発するなど、さまざまな働きをする。

歯周病と糖尿病の関係において推測されるメカニズム

糖尿病が歯周病を発症・悪化させる理由

  • 細菌に対する抵抗力の低下
  • 口内の乾燥と唾液の糖分濃度アップ→細菌が繁殖しやすい環境
  • 糖化→ 最終糖化産物・AGEが歯肉組織に炎症を起こす
  • 糖尿病と歯周病を起こしやすくする生活習慣には、共通点がある
    (糖分の多い食事、ストレスなど)

歯周病予防は早めにしないと!

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